現在の日本における保育士不足は深刻な状況となっています。保育士の不足は、共働きをしている家庭では死活問題です。日本政府は18年前の2001年から「待機児童ゼロ」を目標としていますが、2019年現在でも待機児童数は東京都だけでも5000人あまりおり、待機児童の解消には及んでいません。待機児童が発生する原因は子どもの面倒をみる保育士の不足です。保育園に常駐する保育士が足りない中、「出前保育」に可能な保育士の育成に新潟中央短期大学が取り組んでいます。
新潟中央短期大学の特長
新潟中央短期大学では、次世代を生きる子どもを育て、保育の明るい未来をつくる。子ども達の能力と可能性を最大限に伸ばすために、自ら生きる力を開花させられる保育士の育成に力を入れています。
また、子どもを育てるだけでなく、子どもと共に学び続ける人であるような講義をしています。
新潟中央短期大学は地域に密着型の大学で、盛んに地域との交流をしています。地域交流は学生が主役です。「子どもたちを楽しませたい」という自主性や創造性を学生たちで組み立てて取り組みます。
保育現場で直接子どもたちと触れあえるのも新潟中央短期大学の大きな特徴のひとつです。直接子どもたちと触れ合う理由は授業だけでは難しい、保育現場で子どもがどんなことに喜ぶのか勉強する場を設けるためです。
また、学校は敷地が広いため、駅から徒歩25分とやや遠い立地になっています。その代わり周辺に学生マンションがあり、オートロック、防犯カメラ、暗証番号式キーなどセキュリティが充実しています。
新潟中央短期大学は、すぐ近くに系列校の新潟経営大学や加茂暁星高等学校も存在します。
特に新潟経営大学は施設が隣接しており、大学図書館も利用可能です。
地域交流の取り組み(出前保育を含む)
近年保育施設外でおこなわれる「出前保育」は子どもが保育園に通うのではなく、保育士が公園などに出張して保育園の玩具や遊びを体験できるサービスです。子どもを保育するお母さんにとって子どもが遊びたがっているときはなかなか手が離せません。「出前保育」は一時的に銀行や買物などの用事を済ませたい人に人気があります。
新潟中央短期大学では保育士の育成の他「出前保育」にも力を入れています。保育施設から依頼をうけると、地域の交流窓口から学生に参加を呼びかけます。学生の代表が保育施設を訪れて実際に使う施設をみてどんなことができるのか検討し、パフォーマンスを企画します。
「出前保育」本番当日になると学生から施設へ訪問してダンス、歌、クイズ、読み聞かせ、合奏、劇などで新潟中央短期大学たちが子どもたちを楽しませます。