引用:http://www.e-gohan.com/ingredient/10.html
大きなかぶをみんなで引っこ抜くお話
「おおきなかぶ」はロシア民話であり、日本では一番有名なロシア民話かもしれません。
作者はA・トルストイ氏であり、これを佐藤忠良絵氏と内田莉莎子氏が翻訳して絵本にしています。
小学校の国語でも題材として取り扱われることもあり、多くの方が知っている絵本です。
もしも小さい子供がいるような家庭ならば、1歳か2歳の早い頃から、この絵本を買って呼んであげると、もしかしたら小学校の国語でも登場し、子供が大喜びするかもしれません。
大人の方でも小さい頃呼んで懐かしくなって、購入したというような方もいます。
どのような年代でも、古さを感じさせない絵本です。
お話の内容は、おじいさんが甘いかぶを作ろうと、畑にかぶを植えます。
とても大きなかぶが育ち、おじいさんは「うんとこしょ どっこいしょ」というかけ声と共に引っこ抜いて収穫しようとします。
しかしおじいさん一人では、かぶを抜くことができません。
おじいさんがおばあさんを呼んできて、一緒に抜こうとしても、かぶはびくともしません。
さらに孫を呼んできて手伝ってもらい、最後には犬や猫、ねずみにも協力してもらって、みんなで「うんとこしょ どっこいしょ」のかけ声でやっとかぶは抜けました。
このようなお話となっており、大きなかぶをみんなで力を合わせて抜いていくという内容になります。
リズミカルなかけ声
この絵本は大きなかぶを、一人また一人と協力してもらい、最後にやっと収穫できるという単純な話になっています。
そしてお話の中では「うんとこしょ どっこいしょ」のかけ声がリズミカルであり、子供にも親しみやすくわかりやすくなっています。
何度もこのかけ声が繰り返されますので、自然と絵本を読んでいる間に、子供も一緒にかけ声をかけて絵本に夢中になっていることでしょう。
また、最初はおじいさんだけだったのが、どんどんと人を呼んで、協力していく人数が増えていきます。
その描写は、おじいさんがおばあさんをひっぱって、~がまごをひっぱって、という風に、これもリズミカルに文章が作られており、このリズムも子供にとってはとても面白く感じます。
絵本に溶け込みやすい
特に絵本の中でも「おおきなかぶ」は子供が物語に夢中になり溶け込みやすい内容です。
絵本を読んだ後は、子供がおとうさんの足を引っ張って、「うんとこしょ どっこいしょ」と真似をしてみたり、さらにはおかあさんや、ぬいぐるみの動物を呼んで真似してみたりすることもあります。
寝ている子供を起こすときも、「うんとこしょ どっこいしょ」とかけ声をかけると、子供が「まだまだ抜けません」と言って起きるなど、日常にこの絵本の内容やかけ声が溶け込んできます。