保護者の目があることを意識する
保育士の方にとっては、子供の親が来る保護者参観は、是非とも成功させたいイベントでしょう。
入学式から始まり、保育園にとっては保護者参観のイベントは毎月のようにあります。
・身だしなみ
まずは参観の時も実際に保育をするので、服装やメイクなどを普段以上に気をつけましょう。
もしもどうすべきか迷ったならば、働き始めた最初の頃を思い出して初心に戻りましょう。
仕事に慣れてくると、このぐらいは大丈夫だろうと油断するので、その気持ちを引き締めます。
保育士としては清潔である、そして子供の安全面を考えて保育しているというのが重要です。
そのように気をつけていれば、保護者の方も特に悪い印象は持たないはずです。
・主役は子供
保護者が一番知りたいのは、どのように保育しており、子供がどんな様子をしているかです。
やはり保育園での主役は子供となり、子供と保護者が楽しい時間を過ごせるように配慮すべきです。
そして保育士はそのサポート役であり、必要以上に出しゃばってはいけません。
長々とした挨拶や、頑張っているというアピールは必要なく、参観日の挨拶は手短に済ませます。
保育士としては、一生懸命準備して保育に熱心に取り組めば、アピールしなくても保護者はわかってくれます。
・思い出に残る企画を作る
参観日は保護者に子供の様子を見てもらうイベントですが、せっかくなので、保護者の方にも思い出に残るように企画すると良いです。
たとえば親子で工作を作る、ダンスや体操をする、簡単なゲームやレクリエーションをしてもらうなどがあります。
ただ各家庭の事情があり、若いお母さん、年配のお母さん、お父さんが来るような家庭があるので、みんなが楽しめる企画にするようにしましょう。
懇親会も重要
保護者参観の後は、懇親会を開くと、保護者の方と関係を築く上でとても良い機会になります。
その懇親会では保護者の方から、保育士に質問を投げかけたり、子供を通わせることについて相談を受けることがあります。
たとえば、小さい子供を保育してもらうのが申し訳ないと言う親御さんもいます。
しかし、やむ終えない事情で保育園に預けているので、できれば家庭で見てあげると良いですね、などの答えは良くありません。
○○ちゃんの笑顔に、いつも元気づけられますよ、などと答えるのが良いです。
参加できない保護者への配慮
参加できない保護者にも配慮しないとなりません。
そのような方には、次は是非とも参加していただくと良いかと思われます、などというのは、保護者に次回参加すべきと言うプレッシャーを与えます。
欠席は残念です、というのもわかっていることを再度言われたと感じる保護者の方もいます。
まずは参加できないことを承知しましたと回答し、今日は私がそばについているので安心してください、などと答えて上げると良いです。